有限会社江塚自動車商会

江塚諭

静岡県袋井市上山梨1594-1 0538-48-8500

有限会社江塚自動車商会 江塚諭

略歴

2009年、静岡県立掛川西高校在学中に甲子園に出場し、バックスクリーンへホームランを放つ。
2010年、早稲田大学へ進学。斎藤佑樹さんと一緒にプレーし、日本一を2度経験。
2014年、JR東日本へ入社。都市対抗野球に3年連続出場。侍JAPAN候補合宿に選出される。
約20年野球をプレーし、現役引退後はJR東日本で勤務。その後、地元静岡へ戻り、野球やゴルフなどのスポーツ事業の責任者を経験。
2024年に父が急逝したことを契機に江塚自動車商会へ入社。現在は、業界未経験ながらも創業100年を超える家業をさらに発展させ、地域へ貢献できるよう邁進中。

現在の仕事についた経緯

2024年の年末に父が急逝したことがきっかけです。
両親には、好きな野球を長年させてもらった感謝の気持ちはありつつも、どのタイミングでどのような方法で恩返しをしたら良いのか分からないままでした。家業においては継続させるのか、いつかは終えるつもりなのか、しっかりと話ができないまま父が亡くなってしまいました。
そして迎えた葬儀に参列いただたお客様の人数の多さに驚き、中には泣きながら「事業を継続してほしい」とおっしゃる方や「他の会社で働く気は一切ない」と言う従業員がいました。
そういった熱い言葉を受け、考えるより先に心が決断していました。

仕事へのこだわり

①JR東日本野球部~精神力とチームワーク~
新卒で社会に出たばかりの私がまず入社したJR東日本(野球部)は、都市対抗と日本選手権に出場しなければ存在価値がない、上位進出が当たり前、というプレッシャーが常にありました。
お給料をいただきながら野球をするという責任を知り、普段の1球1球に対する考えや想いが今までより強くなり、とにかく勝利のために突き進む精神力が必要でした。
チームワークを発揮しながら、(安全安定輸送のために)やるべきことをやるという点に関しては、鉄道業務と野球は非常によく似ていました。

②ABILES~人との出会い~
その後、地元静岡にある山岸運送グループ(山岸運送株式会社、本社:静岡県島田市)の社長と常務に「M&Aを進めている会社があるので、ABILESというスポーツ事業の責任者をやってほしい」とお声がけをいただき帰省しました。
事業部では私1人での活動でしたが、どのようにすれば事業を良い方向に進めていけるかを常に模索していました。その中で、失敗を次に活かすために何をすべきかを考える力を身につけることができました。
また、ご縁を大切にすることで人生が豊かになるということを実感し、それが現在の座右の銘でもある「一期一会」へとつながっています。さらにこの「一期一会」を深めていくと、「大才は袖すり合う縁をも活かす」という言葉に行き着きますが、これもまた私が大切にしている言葉の1つです。

③家業~地域貢献の未来へ~
現在は創業から110年を超える家業に加わり、これまでに培ってきた経験を活かしながら、地域への貢献を目指して取り組んでいます。地域のお客様に長年ご愛顧いただいたおかげで、今日までの歴史を築くことができたという感謝の気持ちは決して忘れてはなりません。
これまでに身につけた精神力を基盤に、従業員や地域の皆様とのチームワークと出会いを大切にしながら、今後もさらなる事業の発展に努めてまいります。

若者へのメッセージ

堅苦しい内容が続いたので、少し自分の言葉でしゃべらせていただきます!

まず思いつくのは「思いは人を動かす」「行動は自分と人生を変える」ですかね。
こんなインタビューを受けると周囲から非常にできる人間だと思われがちですが、実際は違っていて、自分に甘いですし、特に誘惑に弱いです(笑)。そのため、自発的に行動できる人は本当にすごいなと思っています。ただ、今回家業に入った経緯でもそうでしたが、ここぞという場面ではビビッと来た外的要因による感性は大事にしていますね。逆に響かないならやるべきではないかなと思っています。

皆さんも、実際に思いが強くなった時に行動し、その行動が未来を変えた経験はありませんか?
例えば、スマホを買ってほしくて勉強を頑張って結果を残した…など、人は心があるので、感情は行動への動機だと思います。ゴールを明確にすると行動につながることもあります。
また、行動が多ければ有利なのは間違いありません。野球なら10打数3安打は一流ですが、仕事は100打数10安打の方が評価されます。まずは多く打席に立つことが大事ですね。

そして「チャンスの神様は前髪しかない」です。神様は前から突然やってきます。通り過ぎて振り返っても、後頭部にはつかめる髪の毛がなく取り逃してしまいます。これだ!と思ったら全力でつかみに行きましょう。
学生時代に好きな人へ告白をできないまま終わった経験のあるそこのあなた!私と同じです(笑)。次のチャンスこそはしっかりとつかみましょう!

長々とお話ししましたが、もしこの記事を読んで私にご興味をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。一人ひとりに寄り添ったアドバイスをさせていただきます!