P.Partner株式会社

今井真子

渋谷区渋谷2丁目19-4

P.Partner株式会社 今井真子

略歴

立命館大学卒業後、食品メーカーの総務人事部に入社。以降、サービス業で人事責任者として採用ブランディング設計と1万人以上の面接経験を積み、7年連続採用目標110%以上を達成。採用単価は業界平均の半分を実現。制度設計や研修・オンボーディングの仕組み構築、社内イベントのプロデュースなど幅広く人事領域を担う。その後、コンサル会社にて事業部長として人事部長代行、新卒採用立ち上げ、ハイキャリアヘッドハンティングなどを担当。
2022年、P.Partner株式会社を設立。現在は「社長のHRコンシェルジュ®」として、採用・組織開発を軸に、経営者に伴走するサービスを展開。

現在の仕事についた経緯

幼少期より、経営者である父とそれを支える母の姿を見て育ち、経営者が抱える孤独や重責を肌で感じてきました。大学卒業後、人事職としてキャリアをスタートし、事業会社で10年間人事部に所属しました。一人の成長が組織を変える瞬間に立ち会えたことが、人事の奥深さに惹かれるきっかけでした。
その後も多様な企業で採用・制度設計・組織づくりに携わり、多くの社長から経営にかける真剣さや社員への想いを学びました。その経験への感謝が、今の私を形づけています。
経営者の想いを現場に翻訳し支える役割を重ねる中で、「経営者が経営に集中できる社会をつくりたい」という思いが強まり、P.Partnerを設立しました。

仕事へのこだわり

私のキャリアは一貫して人事領域にありますが、その根底にある仕事への姿勢は、新人時代から変わっていません。入社してすぐ人事の現場に携わり、右も左も分からない中で私が自分に課していたのは、「その人の声にならない想いまで拾い上げること」でした。社員や応募者の表情や沈黙の奥にある本音を感じ取り、それを受け止めることで、その人が安心して力を発揮できる環境が整っていく——その実感が人事の奥深さに惹かれるきっかけとなったのです。
その後、採用・制度設計・研修・文化づくりと守備範囲を広げていく中で、私のスタイルは「経営者の想いを現場に翻訳し、仕組みや文化に落とし込む」ことへと進化しました。経営者の言葉は強いエネルギーを持ちながらも、そのままでは現場に届きにくいことがあります。だからこそ私は、社長の意向を汲み取り、組織に反映させていく“架け橋”を担えることが、自分にとって大きな誇りだったのです。
私にとっての人事は、単に人を採用したり制度を整えたりすることではありません。経営者が描く理想を日常の仕組みにまで落とし込み、社員が自らの力を発揮できる環境を整えること。そして経営者が安心して意思決定に集中できるよう支えることです。そのこだわりは新人時代から一貫して変わることなく、これからも私は「経営者と組織をつなぐ架け橋」として歩み続けていきます。

若者へのメッセージ

これから社会に出る若い皆さんに伝えたいのは、「未完成であることを楽しんでほしい」ということです。人も組織も完璧ではなく、常に変化の途中にあります。その過程にこそ、学びや可能性が詰まっています。
私自身も数え切れない失敗を経験し、時には自信をなくすこともありました。でも、経営者や仲間からの応援や後押しがあったからこそ、挑戦を続けることができました。支えてくれる人の存在は、自分ひとりでは想像できない未来を広げてくれます。だからこそ、自分も人に誠実に向き合い、仲間を応援する姿勢を持ってほしいと思います。
社会に出てからは、直線的なキャリアだけでなく、寄り道や迷いも含めて自分の糧になります。焦らず、柔軟に、自分らしい歩みを大切にしてください。