代表取締役
岸 貴大
東京都港区六本木6-10-1
六本木ヒルズ森タワー16F

略歴
慶應義塾大学経済学部卒。2015年、みずほ証券に入社。投資銀行部門にて、PEファンドをクライアントとした法人営業を行い、M&A及びIPOのオリジネーションを担当。その後、M&Aアドバイザリー部に異動し、化学、自動車・機械業界、その他中小型案件に対するM&Aアドバイザリー業務に従事。
2020年にM&Aクラウドに入社。スタートアップM&Aにおけるアドバイザーとして、部署立ち上げを行い、部長となりプレイングマネージャーとして従事。
2024年よりHelpfeelに経営企画室長として入社。管理部長兼任。
2025年より株式会社ニアメロで経営企画として、経営戦略及び財務戦略の立案、実行を管掌。株式会社Roots&Routesの代表取締役を兼任。
現在の仕事についた経緯
日本は労働力不足を語りながらも、なお学歴や肩書といった形式的な尺度から脱し切れておらず、挑戦の途上にある方々へ公正な機会が行き渡っていないと痛感しております。私自身も未経験である役割期待への挑戦に対して悔しい思いをした過去があります。
Roots&Routesは、まさに「いまの自分を超えよう」と真摯にもがく方々に、挑戦する権利と成長の伴走を提供したいと思い、設立しました。肩書ではなく価値観の適合を可視化し、それぞれのいろんなバックグラウンドからの無限の可能性を、入社後の活躍・定着まで責任をもって設計することで、機会の不均衡を是正し、日本の人材活用を次の段階へ押し上げてまいります。挑戦する人が正当に報われる社会の実現に、愚直に取り組んでまいります。
仕事へのこだわり
私の仕事観の中心にあるのは、「義務をこなすことで権利が得られる」という当たり前を徹底することです。まず自分のなすべきことを誠実に果たす。約束を守り、成果で周囲を支える。その土台があって初めて、やりたいことを正々堂々と主張できると考えています。新人時代から、声の大きさよりも下支えの厚さを重んじ、目立たない作業や記録を丁寧に積み重ねてきました。
育成においても同じです。最初に「果たすべき責任」と「望む権利」を並べて共有し、任せる範囲を広げながら、功は部下に、責は自分に置く。厳しさは基準を守るために、優しさは挑戦を続けてもらうために使います。小さな約束の積み重ねが信頼を生み、信頼が自由度を広げ、自由度が創造性を呼び起こす――この循環をつくることが、私のSTYLEであり、仕事へのこだわりです。
若者へのメッセージ
権利は義務の上に成り立ちます。やりたいことを堂々と語るために、いま自分が果たすべきことを丁寧にやり切ってください。小さな約束を守り続ける人に、周囲は自然と大きな自由度を渡します。自由は、信頼の別名だと思っています。
また、これは私もまだまだ苦労しているところですが、肩書や経歴より、向き合い方が人をつくると考えております。自分が成し遂げることにどれだけ向き合えているか、そのために必要なことがすべてできているか常に考え、行動し続け、時には恥も外聞も捨てて、当たり前を周囲に再確認することも必要だと思っております。
厳しさは基準を守るために、優しさは挑戦を続けるために使いましょう。小さく始め、早く学び、静かに続ける。継続は必ず景色を変えます。挑む人が報われる循環を、あなたの足元からつくっていきましょう。
あなたの誠実さが、周囲に機会を連鎖させていきます。一緒に社会を元気にしていきましょう。